1980-03-13 第91回国会 参議院 予算委員会 第7号
○国務大臣(大来佐武郎君) 私どもの方の知っておる範囲では、李厚洛氏は、昨年十月二十六日の朴大統領死亡事件の後、韓国を出国し、現在米国にいる模様であるということは承知しておりますが、具体的動静については確認できておりません。
○国務大臣(大来佐武郎君) 私どもの方の知っておる範囲では、李厚洛氏は、昨年十月二十六日の朴大統領死亡事件の後、韓国を出国し、現在米国にいる模様であるということは承知しておりますが、具体的動静については確認できておりません。
○大来国務大臣 朴大統領死亡事件後、韓国政府は憲法体制について漸進的に秩序ある変革を進める方針を打ち出しまして、昨年十二月六日に崔圭夏大統領も国民の融和を通じ経済的、社会的成長に応じた政治的発展の達成に努力する旨を明らかにいたしました。崔大統領は、右方針に沿って十二月八日、大統領緊急措置九号を撤廃し、それに伴い同措置により拘束された人物が釈放されました。
ただ、金大中事件につきましては、これまでのところ韓国におけるわが国の主権侵害があったと断定するに至っておらない、先ほど申しましたように、このことは朴大統領死亡事件が発生した今日においてもいまの段階ではまだ変わっておらないわけでございます。
最初は、この金大中事件につきまして、日本政府は、わが国の主権侵害が韓国によって行われたのではないと断定するには至っていないという立場に立って今日まで来ているわけでございますが、この点は朴大統領死亡事件が発生した今日においてもなお同じ立場をとっている次第でございます。